●居合で著名な無双直伝英信流の本体は実は和義(柔術)であり、土佐には夏原流と云う別称で六段階六十余手が伝承されていた。現在絶えて行われることはないが、当会としても無双直伝英信流を伝える立場して信州資料、土佐資料を基盤に多くの秘伝書を基に再現し、現在無双直伝英信流の修行の一端として稽古している。柔術としての形態は極めて古いもので、十七世紀に纏められたものをそのまま伝習する事に意味がある。後世の如くは多彩な関節技はみらないが独特の入身法を基盤として優れた制敵技術である。また後の合気柔術に通ずる呼吸法的な技術が随所にみられ、興味深い古典柔術であることは間違いない。
また武蔵が伝えた武蔵流柔術の系脈を引いており、武蔵柔術に最も近い形の柔術であると観察できる。
居合を修行されている方は勿論武蔵剣法の修行者にも学んで頂きたい流儀である。
(これは確かに独特の柔術で居合修行者で一度体験されたい方は連絡してください。)
●稽古道具は鞘付きの脇差と短刀を用いるものである。
短刀と脇差の鞘木刀 |
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